風俗店の経営者のイメージというと、皆さんどんな人を思い浮かべるでしょうか。怖そうだったり、チャラチャラしてそうだったり、お金や女の子に不自由していないようなイメージが多いでしょうか。
実際のところはどうなのか、風俗店経営者の話を少しだけご紹介しましょう。
風俗店も一つの商売であり、法律や条令に基づいて営業をしています。ですので、ちゃんとした会社体系になっていて、経営者も意外と普通の人が多いようです。
もちろんボーイのアルバイトなど水商売からそのまま経営者になった人もいますが、一般の会社員やフリーターから転職して来た人もたくさんいるそうです。
「風俗が好きだったから」「お金が稼げそうだから」などの理由の他に、ほとんどの人が言うのが「単純にどんな世界か興味があったから」という言葉だそうです。確かにきらびやかで外からは謎に包まれた世界です。興味から始まってこの世界に入り、経営者にまでなってしまう人もいるようです。
風俗店の経営で最も大変な仕事は在籍している女の子の管理です。
風俗業は精神的にも肉体的にもハードな仕事です。一人のお客様にめいっぱい体力を使ってサービスした後、次のお客様が来たら、元気に笑顔で迎えてサービスしなくてはなりません。女の子のケアが一番大切な仕事になります。
中には精神的に不安定になってしまう女の子もいるので、経営者やスタッフは話を聞いてあげたり、勤怠の管理をこまめに見てあげたりしなくてはなりません。
また風俗業は基本的に、女の子とお客様が密室で二人きりになる状況です。中でお客様に女の子が無茶なサービスを強要されている可能性もありますし、逆に女の子の方が手を抜いたり違法なサービスをしている可能性もあります。そこまで目を光らせて、女の子の状態を見極めなくてはなりません。
また最近では女の子の質だけでなく、ホームページの質や風俗サイトなどを使った割引の情報なども人気店になるための条件の一つとなっています。
そのため、それらのキャンペーンなどを考えたり、女の子の情報ページを充実させたり、ホームページや風俗誌用の女の子の写真撮影の手配など、仕事は多岐に亘ります。
可愛い女の子に囲まれていい仕事だと思う人もいるかもしれませんが、実際は彼女たちの機嫌を損ねないように大事に扱って、ケアに気をつかいながら、様々な雑務をこなすなかなか大変な仕事といえます。
しかし、そんな中で、男女の生々しい欲望を垣間見られるのが、この仕事の一番の醍醐味なのかもしれません。